甘ったれ娘の願い
家族が病気になると、看護や介護が必要になります。
ワタシの母も高齢で、昨年からめっきり弱ってきているので、
とても心配。
とはいえ、シゴトもがっつりの現実。
いつも笑顔で対応ともいかず、つらくあたってしまうことも。
「親に向かって、なんなの、その態度は!」
と怒る勢いがあるときはまだしも、
しょぼーんと、黙りこくってしまうときは、
かえって、ワタシのほうがあたふた・・・。
内心、「言いすぎた。ショックを受けて、病気になったらどうしよう」
果ては、「何かあったらどうしよう」と涙目のワタシ。
「母親はねぇ、いくつになっても、どんな状態になっても生きててほしいもんなんですよ」
これは、かつてのシゴトの師匠 Tさんのお言葉。
Tさんのお母様は、すでに故人。
いつ他界されたかは覚えてないけれど、(たぶん十年以上前)
何かの折に聞いたお話です。
「父親は幼い頃に亡くなったから、母が女手ひとつで育ててくれましたからねぇ。
母親を亡くしたときの喪失感たるや!
新潟で一人暮らしをしてたんですけどね、
『ああ、神戸に無理矢理でも呼びよせればよかった。』
そう何度、後悔したことか。
寝たきりでも良い。
どんな状態になってでも良い。
とにかく、生きていてほしかった・・・」
甘ったれ娘の願いも同じ。
いま、この言葉を思い出し、しみじみ思います。。。
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