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母のこと(11)

8/30(木)
  病院へ着くと、ぐったりしている。
  「家へ帰りたい。ここは合わない」と泣く。
  理由を聞くと、「言いたくない」。
  看護師は良いとのこと。(本当か?)
  追って、父到着。
  しばらく話をすると、落ち着いた。
  しかし、やはり頭痛の訴えあり。

8/31(金)
整形外科の先生にブロック注射を投与してもらい、気分は良いとのこと。
昨日の「帰りたい」理由は、
「ちょっと動こうとしたら、縛りつけられ、助けを呼んでも、聞き入れてもらえなかった」
とのこと。
看護師の名前は定かではない。

9/1(土)
15:30 病院へ着き、看護師に「縛り付けることはあるのか?」と聞く。
「車椅子から落ちないように、固定ベルトを使うことはあるが、それ以外は無い」との回答。
19:00 いったん帰宅するも、21:00 病院より電話あり。
母「死にそう」と泣いている。
急ぎ、父と向かう。
呼吸難。
当直の看護師の機転で、レントゲン、心電図撮影後、当直医による診察。
肺に水がたまっているので、尿で排出することになり、管をさす処置。
当直医へは、これまでの病歴を説明。(カルテには記載されていない?)
23:00 落ち着いたので、帰る。

9/2(日)
お昼前、病院より、外出先で携帯電話へ着信。
折り返し電話をすると、
「個室では目がいきとどかないので、ナースステーション前の大部屋(6人部屋)へ移した」とのこと。
外出先なので、どうすることもできず、「よろしくお願いします」と言わざるを得ない。
夕方、病院へ行く。
6人部屋の雰囲気悪し。
重度の認知症患者ばかり。
病室移動については、母が眠っている間に、家族への了解を得ることなく、移動したと判明。
「安全上」を強調するが、本人と家族の了承を得ず、また本人の精神的ストレスを考慮せず。
「移動を判断した者は、その権限を持っているのか? 管理体制は?」と質問しても、看護師からは、まともな答えを得られず。
しばらく大部屋でガマンしていたが、エアコンの噴出し口の前にあるため、寒い。
加えて、隣のベッドより奇声。
私のほうがガマンしきれず、再三、看護師と相談し、個室へ戻してもらう。
ようやく母が落ち着いた。

9/3(月)
19:00頃 病院着。
頭痛がひどいとのこと。
当直医(たまたま整形外科の先生だった)に看てもらうよう、強くお願いする。
先生より、オピオイドによるペイン治療の提案あり。
「明日院長と相談し、決定する」とのこと。
また呼吸難。
睡眠薬と頭痛薬で落ち着く。
眠ったことを確認し、帰る。

9/4(火)
19:30頃 病院着。
頭痛がひどいとのこと。
朝から、「家へ帰りたい」と院長へうったえたらしい。
院長からは「検査結果を見てからにしてほしい」とのこと。
それと、私と話したいとも。
院長とは、翌日会うことに。

※この日は、夜中看護師からひどいことを言われたらしい。
    勿論、親切な看護師のほうが多いのだが・・・。

9/5(水)
10:00 看護師長より電話あり。
11:00にアポイントをとっていると父から聞いていたが、正式ではなかったようだ。
午後からと言われたが、
「11:00と聞いて、午前半休をとった。午後からどうしてもはずせない仕事があるので、父に書面を託すので、読んでおいてください」と伝える。
とはいえ、気になるので、定時後すぐ病院へ。
着くと、院長と看護師長が居た。
母、入院継続を納得。
やれやれ。
私だけ、院長に呼ばれた。
「お手紙を読み、心不全のことをはじめて知りました。心臓のエコーを見て、こちらもビックリ仰天だったんです。」
「紹介状には書かれてませんでした?」
「ええ。で、エコー見てください。心臓が思ったより悪いんです。ポンプ機能が働かず、いつ停まってもおかしくないくらい。」
「そんなに悪いんですか?」
目の前が真っ暗になった。
渡されたのは緊急時の同意書。
「家にいる頃の状態に戻れる確率は?」
「1/3かな。もちろん、最善のことをしますよ。ただ、いざというときの覚悟はしておいてください。お父さんとお兄さんにも、そうお伝えください。」

私はこの日、号泣した。
あまりにも泣いたので、頭が痛くなり、吐きもどし、のたうちまわった。

9/6(木)
朝、目が覚めると、全身が痛い。
昨夜はあまり眠れなかった。
号泣したせいで、目は腫れ、誰なのかわからないほど。
それでも会社へ行かねばならぬ。
だが、私にも限界がある。
ふと気をぬくと、涙がとまらない。
急ぎの仕事をすませ、事情を話し、午後半休で14:00頃帰った。
帰宅し、シャワーを浴び、病院へ向かった。
「どうしたん?泣いたん?」と母。
やはり母はお見通しだ。
それでも、「目が痛いねん」とウソ。
「そう・・・」
だが、母はわかっている。
しばらくすると、叔母がやって来た。
昨日電話しておいたので、心配して来てくれたのだ。
「ちょっと売店へ行ってくる」と、部屋を出た。
涙がとまらない。
どうしたら良いのか?
涙を拭いて、部屋へもどる。
母がカステラを食べていた。
食べている姿を見ると、なんだか嬉しい。
細く長くで良い。
生きていてほしい。

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コメント

なんて書いたらいいのか・・・
悩んでたら、お母さんの症状、あんまり芳しくないみたいですね。

掛ける言葉が見つからない。

頑張れとか、大丈夫とか、
そんなこと言われると、逆に迷惑になるかもしれへんので、しばらくは静観するしかないかなぁ~
って思ってしまう。

でも、お母さんの具合が、少しでも良くなるようには、迷惑かもしれませんが、祈らせてもらいます。

これから大変かもしれませんが、少しでも良くなりますように・・・そしてyorikoさんも、少しでも気が紛れるのであれば、自分のブログにでも遊びに来てね。

でわ。

投稿: hyde | 2012年9月10日 (月) 15時57分

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