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母のこと(27)

今年から、日記をつけている。
正しくは、母のかわりに、である。

もともと、母は日記を書いていた。
が、去年倒れて以来、途絶えがちになり、
「明日からきちんと書こう」
と書くものの、字も内容も乱れはじめ、
「文字が書けない・・・。書く気がおこらない」。

少しでも気がまぎれれば、
(文字を書くことで認知症の進行もおさえられるかという思いもあり)
父が日記帳をプレゼントした。

しかし、いっこうに書こうとしないので、ワタシがかわりに書いている。
平日の昼間のことは、父に何か変わったことがなかったかと聞き、
たいして無いので、もっぱら何を食べたかになっている。

母は、起きていてもすることがないので、早めに寝かせろと言い、
10時には寝ている。
ただし、夜中と早朝に「トイレ」と、父を起こす。
当然、父は寝不足になり、週に1回はこのことでケンカになる。

「そろそろ施設へ入ってもらおうか・・・」
父も高齢である。
しかし、そうはいっても、入るところがなかなか無い。
(財力があれば、どこでもあるのだが・・・。)

このことで、ずいぶん憂鬱になった。
先の見えないトンネルの中に入りこんだような気分だった。

そんなとき。
めざましテレビで、「ペコロスの母に会いに行く」というマンガがあることを知った。
少ししてBSプレミアムでドラマがあり、号泣につぐ号泣。
原作が読みたくなり、ジュンク堂へ行くと・・・、
あった!
買ってすぐ、一気に読んだ。
過去と現在が交錯し、実にフシギな世界観である。
母親のことを愛おしく思う気持ちが、心がしみわたってくる。

ワタシは・・・?
確かに母のことが大好きで、大事に思っている。
だけど、下の世話や、無理難題を言われると、ヒステリックになってしまう。
きつく言ったあとで、しょんぼりしている母を見ると、
なんとも切ない思いにかられ、また甘やかし、
同じことの繰り返しである。

昨夜のこと。
「お母さんは良いわねぇ。親孝行の娘をもって」
「ほんと。やさしい良い娘でよかったわ」
「でもさー、ワタシがババアになったときは、誰もみてくれる人がおらへんねんよ。
お母さん、化けて出てきて、世話してくれる?」
「うん。世話しに出てくる」
「そんな、アホなー」

こんな会話も、いつまで出来るのだろうか?

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