母のこと(87)
ヤマダ電機へPCを買いに出かけた。
Windows XPサポートが終了するのに、のんびりかまえていたら、消費税アップと重なり、在庫切れ状態。
高機能をもとめているわけではないので、コストも抑えたい。
広告にあった富士通モデルは在庫切れ。
「すぐ購入できるものは?」
「東芝製ならあります」
「じゃあ、これにしようかな・・・。ノートPCは高いですよね。いまのデスクトップはローカルで使うつもりなので、2台置くとかさばるし・・・」
「それなら、Vaioはいかがです? 85,800円とお買い得ですよ」
「いまさらVaioですか・・・」
「生産終了しますが、サポートは受けられますよ」
ちょっと考えたが、スペックも十分だし、Vaioを購入した。
案外軽かったので、持ち帰りにすることに。
だが、そごうへ向かい買い物をしていると、だんだん重く感じてきた。
・・・ヤマダ電機の契約駐車場に駐車すれば良かったと後悔。
夕食と、とよすでおかきを買って、母のもとへ。
フロアに着くと、共同居室で、他の入居者の方々と一緒にいた。
「あ、来てくれた!」
母の声に、他の入居者さんが
「あらー、良かったわね。娘さんが来てくれて」と言ってくれた。
「今日は午後からお待ちかねでしたよ」とヘルパーさん。
どうやらご機嫌ナナメのようである。
部屋へ行き、持ってきたイチゴ、とよすのおかきを並べた。
さっそく食べる母。
しかし、機嫌はなおらない。
こういうときは父へ電話をするに限る。
だが、逆効果だった。
とにかく「家に帰りたい。こんなとこにいるくらいなら、死んだほうがマシだ」を繰り返す。
仕方なく、いったん電話を切った。
ヘルパーさんによると、元気になってきたので、夜中に活動をすることもあるらしく、
「ベッドから這って出て、隣の部屋のドアをたたいて入ってしまったり。危ないんですよ」
「車椅子からも落ちて、すりむいたらしいですね」
「そうなんです・・・」
まったく困ったものだ。
ひとしきりお菓子を食べると、いくぶん機嫌はなおったが、今度はお腹が痛いと言い出した。
ベッドに寝かせ、お腹をさすりながら、
「我慢してるのはお母さんだけじゃないよ。お父さんもワタシも我慢してるよ。だから、我慢しようね。ワタシ、また土曜か日曜に来るからね」
「うん・・・」
話をしていると、母は落ち着いてきた。
いつものごとく、夕食の時間まで過ごし、
「じゃあね、またね」と言って帰ってきた。
帰宅すると、父が心配していた。
「帰る頃には落ち着いてきたよ。大丈夫ではないけど、我慢しないとね・・・。お父さんも腹がたつだろうけど、許してあげて」
「静かに過ごしてくれたら、ええねんけどなぁ・・・」
父と夕食をとり、それからPCの設定をした。
最初はWindow 8.1の画面にとまどったが、なんとか設定も終わり、ブログも無事アップできた。
キーボードがすべったり、表示が縮小したり、ちょっとイライラすることもあるが、そのうち慣れるだろう。
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