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母のこと(94)

今日、腸閉塞で入院していた母が退院した。
ゴルフと重なってしまったので、退院の手続きは父に頼んだ。
特養からの迎えが14時なので、15時前には着いているだろう。

ゴルフが終わったのが、15時頃。
今日はえらく渋滞していたので、特養に着いたのは16時すぎだった。
受付で相談員さんに会い、母の様子を聞いた。
「いつもの元気がなくて、ちょっと心配です」と相談員さん。
「病院で安定剤をうたれていたので、そのせいでしょうか・・・」
「そうかもしれませんね。それに車の移動でお疲れでしょうし。
私達、お母さんのファンなので、早くお元気になってほしいです」
「それはどうも・・・、有難うございます」

母は、病院や施設など、行く先行く先で有名になる。
ワタシが行くと、
「娘さんの、よりこさんですよね!」
と、初対面の看護師さんやヘルパーさんから話しかけられる。
「お母さん、言葉の返りが鋭いし、面白い。
それに、とってもかわいいですよねー」

娘としては、嬉しさ半分、恥ずかしさ半分。
なぜなら、母は恥ずかしさを知らない人である。
イヤなものはイヤ。
勝ち気な反面、寂しがりや。
なんでもストレートに表現する。

その母が、今日は元気がなく、おとなしいと言う。
恐る恐る居室のドアを開けた。
母はベッドに横たわり、父はというと、床にマットを敷いて寝そべっていた。

ワタシの姿に気づいた母、
「あ、よりちゃん! 元気で帰ってきてくれて、良かった!」と第一声。
ちゃんと声も出ている。
やはり車の移動で疲れたらしい。

「おやつ、食べた?」と聞くと、
「プリン」と答えた。
父によると、
「なんや一個かいな、って文句言うわりに、半分しか食べへんねん」とのこと。

「お父さんのぶんを残してあげたんじゃないの?」
「そうや。二個もってきたらええのに、一個しかもってこないから、半分あげてん」と母。
「お父さんにあげんでもええねんよ。お父さん、おやつ食べすぎると、またお医者さんに怒られるねんから」
「そやけど、お父さんが食べんられへんのは、かわいそうや」

日頃、「お父さんは、えげつない。なんにもしてくれへん」と母は愚痴をこぼし、
父は父で、「お母さんは、辛抱ということができんからなー。困ったもんや」と言っている。
だが、やはり長年連れ添った仲。
夫婦愛は、はかり知れないのだ。

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