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母のこと(98)

昨夜は寝苦しく、ようやく眠れたのは2時前だった。
寝不足のまま、リンパマッサージを受けに行き、その足でそごうへ。
買い物をすませ、いったん帰宅してから、母のところへ行くつもりだった。

マッサージを受けたあとは、やたら眠くなる。
帰りのバスの中でも、とにかく眠い。
昼食をとったあと、ちょっと横になり、身体を休めることに。

テレビをつけ、中日クラウンズ 男子ゴルフを観ていた。
今回は遼クン、頑張ってるな・・・。
どのプロも、強風に苦戦しているな・・・。

いつの間にか眠ってしまったようだ!
ハタと目が覚めたのは、4時前。
急ぎ、母のもとへ向かった。

フロアに着くと、サブリーダのヘルパーさんがいた。
「母の機嫌はどうですか?」
「さっき、這って出てこられてたので、居室に戻ってもらいました。
『傍に居って』と寂しそうでしたよ」

部屋に入ると、母はベッドで寝ていた。
のぞきこみ、
「お母さん」と声をかけた。
母は、パッと目を覚まし、
「だれ?」と言う。
ワタシのこともわからなくなったのだろうか?

「娘ですよ」
「あ、よりこ! いつ来たん? 傍に居って!」
「いま来たとこ。体調はどお?」
「アカン! もう死んでしまいたい・・・」

母は、苦痛から逃れたくなると、決まって「死んでしまいたい」と、うったえる。
「どこが苦しいの?」
「全身」
首筋をさすり、胸、お腹、足のつけ根と、言われるまま、なでていく。
手のぬくもりを感じていると、ほんの少し気持ちも落ち着く。
が、突然、怒りと不安の表情を露わにし、
「あのババアが許されへん!」と叫ぶ。

「誰?」
「わかってるやん。とぼけんとって」
そう言われても、誰のことだが見当もつかない。
一人ずつ名前をあげていくが、どれもこれも違うと首をふる。
「ほかに誰がいたっけ? ここの入居者の人とか?」
「ちがう! 家族におる人」
「え? ワタシ?」
「ちがう!」
「えー・・・、他に誰がいたっけ?」

しばらく考えた末、もしかして、と名前をあげた。
「そうや!」
「ガマンしとったん?  そやけど、もう考えないほうがいいよ」
「そやけど・・・」

特養に、一人いることへの寂しさ。
捨てられたような感覚なのだろう。
父とワタシが、
「捨てたんとちがうよ。お母さんのお世話をお願いしているんよ」
と諭しても、心では理解できない。
やがて、怒りに変わり、その矛先は父とワタシに向けられる。
それでもどうにもならない現状にガマンできず、
今度は別に向けられていく。

母の話を聞き、身体をさすり、爪をきり、
カステラを半分食べ、ジュースを飲み、
父と電話で「お互い元気でいようね」と語り合い、
だんだん母は落ち着いていった。

「もうすぐ夕食よ」
「呼びに来てくれるの?」
「ヘルパーさんが来てくれるよ」
「あっち(食堂)へ行くのはイヤ」
そう言っていた母だが、お気に入りのヘルパーさんが迎えに来ると、
「はい」と素直に、車椅子に乗り、食堂へ行った。

「しっかりご飯、食べてね」と言うと、
母は小声で「あんまり美味しくない」と苦笑した。
それでも一生懸命食べていた。

ヘルパーさんにあとのことをお願いし、帰宅した。
母のところへ行くと、やはり気疲れするのか、夕食後、バタンキューだった。

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