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母のこと(106)

暑い夜が続いている。
なかなか寝つけず、土曜日ようやく起きたのは9時すぎ。
朝食をとり、午前中に買い物へ行こうと思えど、身体は動かず。
とにかく首筋が痛い。
仕方なく、ベッドに横たわり、痛みにたえていた。

13時、マッサージ店へ。
一分一秒でも早く痛みをとってほしいので、早めに着いた。
まだ前の人の施術中だった。
ソファに座り、ひたすら待つ。
ようやくワタシの番になり、左の首・肩からマッサージを開始してもらった。

「異常に、こってますね。めちゃくちゃ痛いでしょう?」
「朝から痛くて痛くて」
「ストレスがたまってるみたいですね」
「はい・・・」

約90分、全身をほぐしてもらうと、少し楽になった。
ただ、痛みの芯が残っている。
これはすぐにとれるものではないらしい。

いったん車をとりに戻り、そごうで買い物をしたあと、母のもとへ。
バスで行こうかとも思ったが、とにかく暑いので、車の移動にした。
少し動くだけで、汗が出る。
異常な暑さだ。

特養のフロアにあがると、ヘルパーのOさんに声をかけられた。
「あら、ひさしぶりですね。お休みされてました?」
「ええ、頸椎を痛めてしまって・・・」
「職業病ですね?  痛みはひいたんですか?」
「少しはね・・・」

ヘルパーという職業は、重労働だ。
コツさえつかめば、楽々と身体を持ちあげられるというが、
ヘルパーさん自身の身体への負荷は大きい。
海外のように、ロボットを導入すれば・・・と思うが、費用の問題もあるのだろう。
結局、現場のヘルパーさん頼みとなる。
それならば、もっと待遇を良くすればいいのに・・・。
これまた、介護制度と経営の問題。

母は、また帰宅願望が強くなっていた。
ワタシの顔を見ると、
「迎えに来てくれたん?  はよ帰ろ!」と言う。
「今日は車じゃないよ」
「・・・車とちがうの・・・」
がっかりする母。

「お部屋に行こう」
アンリ・シャルパンティエの焼き菓子(プティ・ガトー・アソルティ)を買ってきたので、それを食べれば、ちょっと落ち着くだろう。
箱を開けると、「わあ!」と言って、たて続けに3個食べた。
いくら小さいとはいえ、もっとゆっくり食べれば良いのに・・・と言おうとしたとき、ドアが開き、兄夫婦が現れた。

「あれ?  来てくれたの?」
「平日は忙しくて来れないから、今日二人で来た」
「お母さん、お兄ちゃんとお義姉さんがきてくれたよ!」
「え?  来てくれたん?」
母は嬉しそうに笑った。
ひさしぶりに見る母の笑顔だ。

義姉の差し入れのプリンも食べ、大満足の母。
時折、情緒不安定になり、
「もう死んでしまいたい」とつぶやくこともあったが、
「美味しいもの、いっぱい食べて、元気になって」
と、兄に言われると、うなづいていた。

母をかこみ、記念写真を撮った。
写真の母は、穏やかな表情である。
笑顔といい、こういう穏やかな表情を見るのも、ひさしぶりだ。

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