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父語る

娘から見れば、父親はヘンコで、人の話は聞かないし、
さして「おもろい」(面白い)わけでもない。
外面は良いのだが、家では勝手気ままの言い放題。
最近は同じことを繰り返し言うので、
「そろそろ認知症かも?」と、観察中である。

たまに父親のことを聞かれ、話すと、
「お父さん、おもろいこと言いますねー」
と、やたら感心してくださる奇特な方がいる。


退院してきた父は、入院前より少しふっくらしていた。
「お父さん、太ったんとちがうの?」
「そやねん。毎食、ご飯でな。朝はパンがええねんけど、よう言わんかった。
  食べなアカンと無理して食べて、おまけに動けへんやろ。
  せいぜいトイレへ行くか、1Fにコーヒーを飲みに行くくらいやからな。
  気づいたら、太ってもうたわ」
「無理して、食べなくてもいいんとちがうの?」
「朝はなー、やっぱりパンがええわ」

・・・いやいや、パンとかご飯の問題ではなく、量の問題である。


入院途中、隣のおじいさんがうるさいと、父は個室に変えてもらった。
必然的に、個室代が加算される。
わかっていても、「入院費が高かった」と、愚痴をこぼす。
あげくの果ては、
「あの程度の病気やったら、町医者へ3回くらい通ったら治るんや。
  それがたまたま定期検査で行ったら、なんやかんやと病名を
  つけられて、入院させられてもた。
  流行ってない病院やから、ちょっとでも金儲けしたろー、いう魂胆やろな」

・・・いやいや、前日からひどく弱ってたよ、お父さん。
検査してみて、感染症とか、わかったこともあったはず。


今日は今日で、1週間ほど前から、言い続けていることを
またつぶやいていた。
「デイサービスへ行って、爪を切ってもらいたいねんけど、
  月1回ってわけにはいかんわなー」
視覚障碍者でもある父にとって、足の爪を切ることは不可能である。
しかもかたい3枚爪で、ワタシも一度チャレンジしたが、切れなかった。
(このときは病院で切ってもらった。)
「通所リハビリもやめたんだから、デイサービスへ行ってみたら?
  お友達ができて、ボケ防止にもなるんじゃないの」
「オジンやオバンばっかりやからなー」

・・・お父さんも、すでに立派なおじいさん。
しかも高齢。
どこをどう比較して、「オジン」と違うと言っているのか、
さっぱりわからない。

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