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母のこと(122)

今日は特養の夏祭り。
早くから父と二人で行こうと申し込んでおいた。
が、あいにくの台風到来!

歩行時、杖が必要な父にとって、雨は大敵。
今朝も天気予報を見ながら、
「15時 6ミリ/時になっとるなぁ。大雨やから、ちょっと無理や」
と言っていた。

午前中、買い出しに出かけたのだが、かなり雨足も強く、帰宅したら、ぐったりだった。
これ以上降るようであれば、ワタシも無理かも・・・。
それより夏祭りが中止になるのでは?
特養へ電話をかけ確認した。

「夏祭りは、予定どおり行います」
「父と二人で申し込んでいるのですが、父は行けそうにありません。ワタシは雨がひどくなるようであれば、遠慮しておきます」
「職員で対応しますから、ご無理なさらないでください」
「すみません。よろしくお願いします」

しかし、昼過ぎになると、雨があがった。
気象レーダを見ると、ちょうど雨雲が抜けたところだった。
父に留守番を頼み、出かけた。

特養に着くと、やはりいつもより訪問者が多いようだ。
フロアに上がると、エレベーター前に車椅子がずらりと整列していた。
母をさがすと、壁際にいた。
どうやら夏祭りに行くのを嫌がっているようだ。

「行きたくない」
「せっかくだから行こうよ」
「いや!」
「ワタシが行きたいから、つきあって。ね!」
母は、渋々うなづいた。

14Fのイベントホールに上がると、屋台、盆踊りの小さなやぐらと、手作り感満載の夏祭り会場がしつらえてあった。
施設のスタッフさんの苦労がうかがえる。

町内会有志による盆踊り、特養スタッフによるフラダンスを見ながら、
屋台の(といってもパックで売っているのだが)
焼きそば、たこ焼き、カレー、アイスクリームを食べた。

ひととおり食べ終えると、母は「もう帰る」。
母は騒々しい場所が嫌いである。
部屋に帰ると、「疲れた、苦しい」の連発。
「お父さんに電話しよっか」
「別にいい」
「まあ、そう言わんと」
なんだかんだ言っても、父と話しているときの母は嬉しそうである。

「焼きそば、たこ焼き、カレーを食べた」
「美味しかったか?」
「まあまあ。それよりうるさかった。もう行きたくない」
「そうか・・・。お父さんなー、台風がきよるからな、行かれへんねん。杖ついて、傘さされへんからな」
「ムリせんでええよ」
「天気のいい日に行くからな」
「うん、待ってる」

父と話し終えると、母は「全身が苦しい」と言い出した。
「ベッドに横になる?」
「横になったら、さすってくれる?」
「うん」
母の甘えモード全開である。

母の身体は小さくて、細くて、いわゆる骨皮筋衛門だ。
さすっているワタシのほうがつらくなるほど。

「早く死んでしまいたい」
もはや母の口癖である。
「お母さんが死んじゃったら、ワタシは後を追っちゃうかもよ」
「よりちゃんは元気やから、生きとったらいい」
「生きることも大変よ」
「・・・・・」

母は心配そうにワタシを見上げたが、
なんと言っていいか、言葉が出てこないようだった。
ワタシはそれ以上何も言わず、ただ母をさすり続けた。

☆ 14Fの窓から撮った どんより雲と波立つ海。
     今日のワタシの気持ちを反映しているよう。
20140809

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